意志あるところ必ず通ず

物事は出来るか出来ないかではない。やるかやらないかである。この“やる”という意志の力が物事を成就させる原動力となる。少しの困難に遭って意志が砕け、もう駄目だ、もう出来ないとその意志をぐらつかせ、その意志を翻した瞬間、その事が崩れてしまう。

物事を完成しようと思うならば、先ず何よりもこの意志力の涵養が大切なのである。

何をやらせても三日坊主では、物事は完成するものではない。再び言う! 物事は出来るか出来ないかではない。やるかやらないかで決まる。

あらゆる物事の変化が激しく情報が氾濫している現在、人はとかく決断を急ぐあまりに「出来るか出来ないか」を先ず考えてしまっているのではないでしょうか。もちろん、事を起こすにあたり、遂行の可能性や情勢の分析を行うことは大切なことですし、素早い対応も必要とされるでしょう。

しかし、事の成就を左右するのは「やり遂げる」という強い意志である、とするこの言葉。日々変化のスピードに翻弄されがちな私たちを勇気づけ、また自戒させるための教訓としたい。

1996年7月